絵本づくりと読み聞かせ
6月中旬から8月下旬まで、「絵本づくりと読み聞かせ」が行い、八尾市内の小学生・中学生27名が参加しました。
シナリオからイラストまで、全て子どもたちが考えた1人1冊のオリジナルの絵本を制作し、完成した絵本を使って、認定こども園の園児に読み聞かせを行いました。
完成した絵本は市立図書館にありますので、ぜひ一度読んでみてください。
絵本づくり
絵本づくりは、6月中旬から7月中旬まで、合計4回にわたって行いました。
まず、第1回では、講師から、「絵本のつくり方」というお話をしてもらい、絵本づくりのルールなどを学びました。
そのあとは早速、ストーリーづくりをスタート!「主人公はどんなキャラにしよう?」、「どんなセリフを書けばいいのかな?」など、みんなうんうん悩みながら、ストーリーを完成させました。
第2回では、前回完成させたストーリーをもとに、画用紙へ下書きを行いました。何回も書きなおし、手をまっ黒にさせながら、がんばって下書きを完成させました。
第3回では、色えんぴつやマジック、切り絵など、みんな思い思いの道具を使い、画用紙1ページ、1ページ、ていねいに、集中して色をぬっていきました。
第4回では、引き続き、色ぬりをがんばりました。そして、色ぬりが終わった画用紙を、1まい1まい、とうめいの袋に入れ、その上からセリフを書いていきました。
4回にわたるがんばりの甲斐あって、「まいごのトリケラトプスの子どものお話」や「本の世界に迷いこんでしまったお話」など、色あざやかでバラエティーゆたかな27冊の作品が完成しました!
読み聞かせの練習
まず、完成した絵本を手にとり、できあがりを確認しました。
大満足の子どももいれば、「もっとこうすればよかった」と頭をひねる子どももいたり。それぞれ手にとった感想は違いましたが、自分たちで考え、作った原稿が、「絵本」として完成していることに、みんな大興奮の様子でした。
そののち、第6回の読み聞かせ本番に向けて、大学生のお兄さん・お姉さんや保育教諭の先生と一緒に、手遊びと読み聞かせの練習を行いました。
どちらの練習も、はじめは恥ずかしそうな様子でしたが、一生懸命練習し、手遊びや読み聞かせの方法をしっかりと習得しました。
読み聞かせの本番
八尾市立南山本せせらぎこども園において、読み聞かせの本番を行いました。
園児4~5人のグループに1人ずつ、子どもたちが入り、まず手遊びを一緒に行いました。練習の甲斐あって、子どもたちが園児をしっかりとリードできていました。手遊びが終わったグループから順に、読み聞かせを行っていきました。子どもたちは、保育教諭の先生から教わったとおり、みんなに見えるように絵本をかかげ、しっかりと声をだしてがんばりました。
園児からは「お兄ちゃん、お姉ちゃんたちに読んでもらえて楽しかった」であったり、「絵本が面白かった」であったり、「もっと読んでほしい」であったり、うれしい感想がたくさん寄せられ、子どもたちも思わず笑顔に。これまでの努力がみのった瞬間です。
最後にみんなで集合写真をとって終了しました。