食生活
バランスのとれた食生活
食べ物には、健康を保ち、活動したりするために必要な成分である栄養素が含まれています。
栄養素には、たんぱく質・無機質・ビタミン・炭水化物・脂質があります。
体に対する食べ物の役割
を考え、いろいろな食べ物を組み合わせて食べることが、バランスのとれた食事です。
とても大切な朝ごはん!
朝ごはんの役割(やくわり)
1.一日の活動源(かつどうげん)になる!
エネルギーが作り出され、元気に一日をスタートすることができます。
2.脳(のう)の働きを高める!
寝ている間に下がった体温が上昇して、体が目覚めます。
そして、脳が目覚め、自分の能力が十分に発揮できます。
3.生活のリズムを整える!
排便がうながされます。便秘になると腹痛・頭痛・吐き気・吹き出物・イライラするなどの困ったことが起きやすくなります。
4.肥満(ひまん)の予防になる!
代謝が活発になり、肥満の予防になります。
朝ごはんをおいしく食べるには
1.早寝(はやね)早起きをする!
朝起きてすぐに登校するような生活リズムだと、どうしても朝ごはんを食べる時間がなくなります。早起きするためには早く寝ることも大切です。時間にゆとりを持ちましょう!
2.夜食はひかえる!
夜遅くに食べると眠っている間も胃腸は働き続け、朝はその疲れがたまって食欲が出ません。朝ごはんをおいしく食べるために夜食はひかえましょう。
3.朝に体を動かす!
朝起きて軽く体を動かすと食欲が出てきます。ストレッチやウォーキングなど負担にならないか軽めの運動をしましょう。
肥満(ひまん)ってなんだろう?
体重が重いから肥満というわけではありません。肥満とは体の中に脂肪が必要以上にたまった状態のことです。
人が生きていくためには、たえずエネルギーが必要です。
私たちはそのエネルギーを食べることによって食べ物から得ています。そして、活動や運動をする時はもちろん、寝
ている間も心臓や肺などの臓器を常に動かし、体温を一定に保つようにエネルギーを使っています。
しかし、食べ過ぎなのに運動不足だと、「食べたエネルギー量」より「使ったエネルギー量」が少なくなり、あまったエネルギーが脂肪となって体にたまっていきます。どんどんたまり、脂肪がたまり過ぎた状態を肥満と言います。
脂肪は活動に必要なエネルギーの貯蔵庫であるばかりでなく体を守る役割もあります。しかし、必要以上にたまりすぎると、高血圧・糖尿病・心臓病など生活習慣病にかかりやすくなります。
ダイエットってなんだろう?
体重を気にして食事の量を減らしたり、食べなかったりして体重を減らそうとすることを「ダイエット」と思っている人がいるかもしれません。
しかし、本当の「ダイエット」とは、ただ体重を減らすことではありません。自分の体を健康に保つために、それまでの食習慣を改めて、食事の時間や量・内容に気をつけて食べ、体にたまり過ぎた
脂肪を減らすことを「ダイエット」と言います。
最近ではダイエットをする必要がないのに「やせたい!」と食事の量を減らす人がいます。すると、成長に必要な栄養が足りなくなって、貧血や
便秘
・低血圧になったり、集中力もなくなることがあります。
成長期にある皆さんなら、少し食べ過ぎても運動をすればエネルギーとなって消費できるので、食べる量を減らすのではなく、毎日運動をして消費するエネルギーを増やせば、脂肪がたまり過ぎることを防げます。